一般か専任か

はい、とち、です。

某大手不動産会社に従事している不動産屋です。

 

不動産売買において

一社を窓口にする専任媒介契約か

複数社を窓口にする一般媒介契約か

という選択肢があります。

 

この話題を、NHKドラマ『正直不動産』の第2話で触れていました。

 

不動産屋からすると当然、前者の専任媒介契約がいいです。

自社の身に依頼をしてもらえると売主側の仲介手数料の確保が約束されるからです。

 

では、顧客(売主)側にとって、一般媒介契約が良いのか?

という問いについては、明確な回答はありません。

 

不動産の種類、エリア、価格によってどちらが良いか異なるためです。

 

首都圏内である程度流通性のある不動産である場合を前提とすると、次の通りです。

 

①相場価格ど真ん中で、できるだけ早く売却したい:一般媒介推奨(ただし3社くらいまで)

4,5社に依頼しても何もしないサボる会社が1、2社と増えていくだけです。

 

②相場より高く売却したい:専任媒介推奨

 

一般媒介においては、各依頼する不動産会社に『これは売れるぞ』と思わせないといけないため、高値追及がしづらいです。

 

その一方で専任媒介は相場より少々高い価格で販売に出すとしても、1社を窓口とするため、その1社は頑張らざるを得ないです。

 

結局、一般媒介と専任媒介どっちが良いの!?

どっちでもよいです!!

 

では、よい夢を。